中医協・総会 診療側「第2次要望」、支払い側も提出へ
公開日時 2003/10/22 23:00
中医協は10月22日、総会を開き、診療側委員8人が連名で「国民により良い医
療を提供するための診療報酬適正強化に関する要望事項」を星野進保会長に提
出した。前回総会(10月1日)に提出した「04年4月診療報酬改定要望(第1
次)」に続く第2弾。一方、これに対し支払い側委員も、次回総会かその前に
行われる診療報酬基本問題小委員会に、改定に関する要望書を提出する考えを
示した。
診療側の「第2次要望」は、「『もの』と『技術』の分離及び技術評価をより
重視する」など。特に、病院の外来部門を切り離す「門前診療所」に対する議
論を求めた。医薬品関係では、処方料と処方せん料及び後発医薬品使用促進の
ための点数格差是正、長期投薬に伴う管理の評価、病院・診療所薬剤師の役割
の適正評価、注射薬にかかる調剤技術の評価――といった項目を挙げた。