厚労省・統計 02年医療用医薬品微増5兆7298億8200万円
公開日時 2003/10/27 23:00
厚生労働省が10月27日までに発表した02年薬事工業生産動態統計年報の概要に
よると、国内の医療用医薬品生産額は5兆7298億8200万円で、前年(5兆7288
億7400万円)から微増した。一般用医薬品、配置用家庭薬を加えた全体では6
兆4892億7800万円(前年6兆5043億1800万円)で前年比0.2%減。医療用が全
体の88.3%(前年88.1%)を占めた。
医療用医薬品生産額は、02年4月にマイナス6.3%の薬価改定があった中でわ
ずかながら増加。9.7%のマイナス改定だった98年は前年比4.8%減。7.0%の
マイナス改定だった00年は1.1%減だった。改定のなかった99年には10.2%増
加、01年には6.6%増加している。
総計を薬効大分類別にみると、循環器官用薬が1兆2343億2000万円でもっとも
大きいが、前年(1兆2437億6300万円)から0.8%減少、全体に占める構成割
合も19.1%から19.0%に低下した。中枢神経用薬は5920億7200万円で前年(55
13億9400万円)から7.4%増。「その他の代謝性医薬品」は5893億4100万円で、
前年(5576億4400万円)から5.7%増。