藤沢薬品中間決算 増収・増益 海外売上高比率が50%に
公開日時 2003/10/30 23:00
藤沢薬品工業は10月30日、04年3月期中間決算(連結)を発表した。国内の主
力の医療用医薬品の抗真菌剤「ファンガード」などが順調に拡大したほか、米
国子会社「フジサワヘルスケアインク」が好調だった。海外売上高は981億470
0万円となり、連結売上高に占める比率が初めて50%に達した。研究開発費は1
9.1%増加したが、各利益とも増益。日本を含む全世界でのプログラフ、プロ
トピックのタクロリムスファミリーの売上は38%増の620億円。ただ、通期で
は、1207億円と前回予想の1213億円(前期実績1027億円)を若干下回る見込み。
国内ファンガードの売上は52億円で、通期予想を67億円から106億円に引き上
げた。
〔04年3月期中間決算(連結)〕
売上高 1964億7200万円(9.5%増)
営業利益 294億8000万円(6.1%増)
経常利益 305億9900万円(9.0%増)
純利益 175億3600万円(4.6%増)
〔04年3月期通期決算予想(連結)〕
売上高 3960億円(前期3820億7900万円)
経常利益 570億円(615億300万円)
純利益 310億円(286億3500万円)