田辺製薬 国内主力品のほとんどが減収、レミケード通期は36億円へ
公開日時 2003/11/06 23:00
田辺製薬が11月6日発表した04年3月期中間決算は、国内主力製品のほとんど
が前年実績を下回り減収、営業利益、経常利益まで減益となった。純利益は、
厚生年金基金代行部分返上益42億9300万円を計上し増益。減収幅はカルシウム
拮抗剤「ヘルベッサー国内」が3億円、ACE阻害剤「タナトリル国内」が7億
円、脳循環代謝改善剤「サアミオン」が12億円、脊髄小脳変性症治療剤「セレ
ジスト」が2億円など。7月に関節リウマチの効能効果が追加承認されたレミ
ケードは通期で36億円(前期9億円)を予想している。
〔04年3月期中間決算・連結〕
売上高 855億400万円(8.6%減)
営業利益 145億5600万円(18.5%減)
経常利益 139億900万円(19.7%減)
純利益 91億7100万円(9.7%増)
〔04年3月期通期予想・連結〕
売上高 1760億円(前期1822億5000万円)
経常利益 304億円(317億4100万円)
純利益 190億円(87億6500万円)