中医協・部会 価格乖離の米国はアウトライヤーか
公開日時 2003/11/12 23:00
米国研究製薬工業協会(PhRMA)のアラン・ブーツ在日執行委員会委員長(フ
ァイザー社長)は、外国平均価格調整について、「米国の市場規模は欧州全体
の市場規模より大きく、他国との価格が乖離(かいり)しているからと米国の
価格を『アウトライヤー』とみなすべきでない」として、「たたき台」で示さ
れた、調整方式の見直しをけん制した。
また、日本で薬価が極端に高いとされる成長ホルモン製剤について、小人症患
者1人当たり費用では欧米と同程度であること、97年以降市場が縮小し今後も
市場拡大の潜在要素はないことなどを説明し、特定の医薬品を狙った薬価引き
下げに反対を表明した。