厚労省・検討会 「診療体制不十分」でがん拠点病院指定見送り
公開日時 2003/11/17 23:00
厚生労働省は11月17日、地域がん診療拠点病院として新たに15病院を指定する
ことを決めた。同日開いた「地域がん診療拠点病院の運営に関する検討会」で
了承された。厚労省は当初、各県から推薦のあった17病院について指定を提案
したが、大津市民病院(滋賀)と、医療法人財団池友会新行橋病院の2施設に
ついては、「診療体制が不十分」として見送りになった。
拠点病院は01年度から順次指定を進め、2次医療圏に1施設の整備を目指して
いる。指定については同検討会で審議することにしているが、推薦のあった施
設で「見送り」となったのは初めて。今回の決定により、地域がん診療拠点病
院は指定済み病院と合わせて計87施設になる。
新指定病院は次の通り。
岩手=岩手県立中央病院▽宮城=公立刈田綜合病院▽千葉=成田赤十字病院、
総合病院国保旭中央病院、千葉労災病院、亀田総合病院▽石川=石川県済生会
金沢病院▽鳥取=鳥取県立厚生病院▽岡山=総合病院岡山赤十字病院、財団法
人倉敷中央病院▽山口=綜合病院社会保険徳山中央病院、山口県立中央病院▽
香川=三豊総合病院▽福岡=国立療養所福岡東病院、大牟田市立総合病院