中医協・分科会 慢性期入院医療の包括評価調査で中間報告へ
公開日時 2003/11/20 23:00
中医協の「慢性期入院医療の包括評価調査分科会」(池上直己分科会長)は11
月20日に会合を開き、調査内容について審議。患者特性、医療提供、ケアの質、
医療機関のコストといった項目について調査を行うべきとの中間報告を、12月
上旬にも中医協・診療報酬基本問題小委員会に提出することを決めた。中間報
告によると、調査は2004年度、全国の医療療養病棟を中心に、患者の経時的変
化を把握するため複数回実施する。
同分科会は、同小委の付託を受け、慢性期の入院医療について、患者特性や医
療提供状況などに応じた入院医療包括評価のための検討を行っている。すでに
公開されている、健康保険組合連合会の「急性期以外の入院患者の支払いに関
する調査研究」、日本医師会総合政策研究機構の「長期療養者に対する新しい
支払い方式に関する調査研究」を参考に議論を続けてきた。