健保連・副会長 言葉選んで慎重にマイナス改定主張へ
公開日時 2003/11/24 23:00
健康保険組合連合会の下村健副会長は11月21日の健保連全国大会で情勢報告を
行い、04年度に予定される診療報酬改定について、「人事院勧告や物価指数か
ら下げざるをえないが、連続2回のマイナス改定実現のためには前回改定のよ
うに激しく主張するのではなく、慎重に言葉を選ぶ。マイナス改定のせいだけ
ではなかろうが、医療機関の経営状況は実際悪くなっているようで、そこはよ
く見る必要がある」と述べた。
関連して、中医協の場などで診療側が医療安全対策の評価を求めていることに
ついて、「一連の大学病院などでの事故や問題は、国民に不安を抱かせている。
安全を維持しようというのは医療の前提で、金がないから安全でなくてよいと
許されるはずがない」と断じた。