三共 薬食審・部会指摘で「オルメス」販売名変更へ
公開日時 2003/12/01 23:00
アンジオテンシン2受容体拮抗剤「オルメサルタン メドキソミル」(一般名)
の製造承認に関し、申請時の販売名「オルメス」が他社別製品の販売名と似通
っているとして薬事・食品衛生審議会・医薬品第1部会で変更を指摘された三
共は、12月1日までに、新たな商品名策定作業に入った。厚生労働省は、同社
が提案した新販売名案を同部会委員に文書ではかる。
同社によると、販売名オルメスは、一般名のオルメサルタンから取って名づけ
た。しかし、11月28日の同部会は、アボット ジャパンの鎮痛剤「オルヂス」
(一般名:ケトプロフェン)と、「4文字のうち3文字が同じ」「唯一異なる
『メ』と『ヂ』の文字も似ている」ことから、医療現場で取り違えの恐れがあ
るとして、販売名の変更を条件に了承した。
オルメサルタン メドキソミルは、米国で「ベニカー」、欧州で「オルメテッ
ク」の名称で販売されている。