日本製薬工業協会は12月10日、東証一部上場31社の03年度中間決算の概況と通
期業績見込みをまとめた。売上高は、増収16社、減収15社で国内は3.4％減の
２兆1829億円だったが、海外は10.8％増の7847億円だった。営業減益、経常減
益企業数は各19社、20社となり、増益企業数を大幅に上回った。純利益は、厚
生年金基金代行返上益を計上した企業もあり、19社が増益、全体でも18.8％の
大幅な増益となった。

〔03年度中間決算（連結）〕
売上高　　　　２兆9676億円（前年同期比0.0％増）
研究開発費　　　　4044億円（9.6％増）
営業利益　　　　　5649億円（5.2％増）
経常利益　　　　　5977億円（2.9％増）
純利益　　　　　　3500億円（18.8％増）　

〔03年度通期見込み〕
売上高　　　　５兆9546億円（前年同期比0.2％減）　
経常利益　　　１兆1482億円（0.1％増）　
純利益　　　　　　6712億円（15.8％増）

注：中外製薬の通期予想は４～12月の９ヵ月間。７月に上場廃止になった万有
製薬は過去に遡って集計対象から除外。