厚労省 薬の説明「満足」4割
公開日時 2003/12/16 23:00
厚生労働省は12月16日、02年度受療行動調査の概況をまとめた。もらっている
薬の効能や副作用について受けた説明で「満足」しているのは外来患者の38.0%
で、病院の全体的な満足度(48.4%)に比べ低かった。入院患者も薬の説明に
関する満足度は41.1%で、全体の54.3%より低かった。外来では医師への質問
や相談のしやすさ(53.9%)などで満足度が高く、入院では、看護師などによ
る看護・介護(61.4%)などで高かった。
また、欲しいと感じている情報は、外来患者は、医師の専門分野(46.7%、複
数回答)、予約制の有無(38.7%)、休日・夜間診療の実施有無(37.9%)―
―など。入院するに当たり欲しいのは、必要な費用(43.5%)、医師の専門分
野(42.3%)――などに関する情報だった。調査は全国の500病院の患者を対
象に、02年10月の病院ごとの指定日で実施。15万4100の調査票を配布し、11万
7334票(76.1%)の有効回答があった。