中外製薬 抗がん剤2品目を導入
公開日時 2003/12/16 23:00
中外製薬は12月15日、スイス・ロシュ社を通じ、米ジェネンテックが創製した
抗がん剤2品目に関するライセンス契約を結んだと発表した。中外が日本で独
占的に開発・販売し、その対価をロシュに支払う。
契約したのは遺伝子組換えヒト化モノクローナル抗体のベバシズマブ(米国製
品名アバスチン)とパーツズマブ(同オムニターグ)。前者は血管新生を、後
者は細胞内のシグナル伝達をそれぞれ阻害し、がん細胞の増殖を抑制する。と
もに来年後半からフェーズ1入りを予定。