厚生労働省は12月24日、保険医療機関の指導・監査実施状況（02年度）をまと
めた。従事者数の水増しや診療報酬不正請求があったとして、１年間で約42億
3000万円（前年度比24億円減）の返還を請求、保険医療機関29ヵ所（20ヵ所減）
、保険医など32人（15人減）の指定・登録を取り消した。

返還請求額が減ったのは、従事者数の水増し事例が前年度の６病院33億1000万
円から３病院１億5000万円に減少したため。また、指定・登録の取り消しの発
端は、保険者や従事者、医療費通知を受け取った被保険者からの通報が昨年度
同様多く24件だった。指定取り消し保険医療機関などの詳細は厚労省の専用サ
イト
（http://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/12/h1222-5.html）に掲載。