厚労省 ガムたばこ「健康に影響」と注意喚起
公開日時 2004/01/12 23:00
世界に先駆け昨年秋から国内で試験販売しているスウェーデン製ガムたばこ
「ファイアーブレイク」について厚生労働省は1月9日、「『ガムたばこ』は
『たばこ』であり、健康への影響が考えられる」と注意喚起する「情報提供」
を発表した。また、「小児の誤飲など一般のチューインガム等との誤飲による
摂取、未成年の使用、禁煙補助剤との誤解が懸念される」として、「使用者は
他者が再摂取することのないように注意することが必要」とした。
ガムたばこについてはNGOが食品衛生法による規制を求めており、厚労省は海
外での事例を調査中だが、同情報提供は、「たばこ事業法のたばこ製品として
取り扱われている」とするにとどめた。これについてNGO「たばこ問題情報セ
ンター」の渡辺文学代表は、ミクスeX-press ニュースの取材に対し、「たば
この監督官庁が財務当局なのは日本だけ。健康にリスクのある商品について厳
しく対処すべき厚労省がこういう態度なのは言語道断」とコメントした。