GSK・セミナー GAD有病者295万人
公開日時 2004/01/28 23:00
昭和大学医学部精神医学教室の上島国利教授は1月27日、グラクソ・スミスク
ライン(GSK)のメディカルセミナーで全般性不安障害(GAD)について講演。
日本人のGAD有病率が3.2%で年齢構成を加味した人口換算は295万人に上るの
に、知名度が低いことなどから8割以上が未受診であるとの調査結果を報告し
た。GSKが実施している治験の募集でも、応募は他の疾患に比べかなり少ない
という。上島氏は、(1)うつ病や他の不安障害を併発する可能性が高くなる
(2)症状が慢性化する(3)自殺の危険率が増加する――として、早期治療
の重要性を指摘した。