武田薬品工業は１月30日、英アリザイム社が抗肥満・肥満性糖尿病治療薬とし
て開発中のリパーゼ阻害剤ATL-962についてライセンス契約を締結し、日本で
の独占的開発権と販売権を得たと発表した。契約締結に伴い300万ドルの一時
金を支払った。日本でフェーズ１からスタートする。

今回の契約締結に先立ち、両社はアリザイムが行った欧州でのフェーズ２結果
の独占的評価を行う契約を03年８月に締結しており、武田薬品は200万ドルの
一時金を支払っている。アリザイム社は従業員数30人弱の会社で、フェーズ２
までを自社で行い、付加価値をつけてライセンスアウトする戦略を取っている
という。