クラヤ三星堂、経営統合で全国体制が完成
公開日時 2004/02/16 23:00
クラヤ三星堂は2月16日、四国地区を基盤とするよんやく(愛媛)、中澤氏家
薬業(高知)が持株会社として設立する四国薬業と業務・資本提携を締結する
と発表した。当初の出資比率は10%。クラヤ三星堂の熊倉社長によると「(四
国薬業の)形がしっかりしたら、100%にする」と、100%子会社を目指す考え。
これにより、クラヤ三星堂は沖縄県を除くすべてのエリアを網羅する全国供給
体制を完成し、念願の2兆円企業に一歩近づいたことになる。なお、クラヤ三
星堂は今年10月1日にメディセオホールディングスに商号を変更する予定であ
る。
よんやく、中澤氏家薬業の両社は2年前から経営統合を模索してきたが、今年
1月28日に持株会社の四国薬業を設立することで合意。昨年のメディセオホー
ルディングスが発表したビジョンに賛同し、同グループへの参加を打診した。
四国薬業の年商は1000億円、四国での以下向けシェアは34%を占める規模にな
る。