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大阪・若草第一病院 在院日数短い傷病でDPC有益

公開日時 2004/02/23 23:00

DPC(診断群分類)による包括評価への試行参加を新年度から予定している若
弘会若草第一病院(大阪、230床)の土井生資副院長(経営担当)が2月21日、
保健・医療・福祉サービス研究会主催のセミナーで講演し、在院日数の長短が、
DPC導入に伴う収益に如実に影響することを説明した。同病院など特定機能病
院以外の92医療機関が実施した、DPC影響評価調査で分かった。

同病院は02年4月から03年3月の1年間で、全体の12.3%に当たる541症例に
ついて、DPCによる定額払い制と現行出来高制について収入を比較。DPC評価の
方が高かったのは肺の悪性腫瘍(係数を1として算定した場合、差額約1300万
円)、肺炎・急性気管支炎・急性細気管支炎(700万円)などいずれも在院日
数が標準より短い傷病で、5分類で計約3050万円の差額が生じた。逆に胃十二
指腸潰瘍・幽門狭窄内視鏡消化管止血術(440万円)など在院日数の長いもの
は出来高制の方が高く、差額は4分類で計約883万円。

土井氏は、「医療の質がよくなければ在院日数は短縮できず、新しい医療技術
導入への対応が必要。クリティカルパスの実施も日数に影響している」と話し
ている。

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