日看協・調査 訪問看護利用者６割に感染症
公開日時 2004/02/24 23:00
訪問看護ステーションの61.0％に「何らかの感染症を持つ利用者」がおり、そ
のうちMRSA患者がいるのは88.1％、疥癬（かいせん）は13.5％であることが、
日本看護協会の調査で２月24日、分かった。03年10月、会員の勤務するステー
ション2003ヵ所を対象に調査、926ヵ所から回答があった。また、医療処置の
うちバイタル測定（99.0％）などはほとんどのステーションで必要とする利用
者がいるほか、酸素療法・気管切開（57.6％）、人工呼吸器装着（39.1％）と
いった高度な医療処置を必要とするケースも多く、同協会は「在宅療養者の重
度化がうかがわれる」としている。
また、各ステーションの平均収支（03年９月）は総収入324万2235円（医療保
険78万10円、介護保険239万7682円、その他６万4543円）で、収支差額43万386
円。前年同月と比べ減収146ヵ所、増収110ヵ所で、平均14万8069円の減収だっ
た。