サノフィ 糖尿病薬や長期収載品など扱う事業部で早期退職者募集 5月連休明けに 退職日は7月末日
公開日時 2026/04/06 04:52
サノフィ日本法人は、糖尿病治療薬や長期収載品などを取り扱うジェネラルメディスン事業部(GenMed)を中心に早期退職者を5月の連休明けから募集する。退職日は7月末日。募集人数は不明。同事業部のWeb面談担当者全員が対象との情報もあるが、サノフィ広報部は同事業部にWeb面談担当者を配置しているかどうかを含む組織体制の詳細は「開示していない」としている。
サノフィ広報部は本誌取材に、「当社には定年など年齢の高い社員向けの早期退職制度はあるが、今回は対象をもう少し拡大した形で募集する」と認めた。対象はジェネラルメディスン事業部を中心に本社の一部部門も含まれるという。退職金の上乗せ、有給休暇の買取り、希望者への再就職支援を行う。労働組合との話し合いは「実施した」とも説明した。なお、退職金の上乗せは50歳代で年収の3年分超との情報もある。
IQVIAの市場データによると、サノフィの25年売上は薬価ベースで前年比7.5%増の2784億円と好調だ。アトピー性皮膚炎や気管支喘息などを対象疾患とするデュピクセントが業績をけん引しており、同剤の25年売上は9.4%増の1287億円だった。一方、糖尿病領域では近年、新薬は出ておらず、長期収載品の市場環境は厳しい。
◎「中長期的なサノフィの成長に向けた事業戦略の一環」 糖尿病は今後も注力領域
ジェネラルメディスン事業部を中心に早期退職者を募集する背景や理由についてサノフィ広報部は、「業界を取り巻く環境は大きく変化している」とした上で、「短期的というよりは中長期的なサノフィの成長に向けた事業戦略の一環」とのみ説明した。また、糖尿病領域は今後も注力領域だと強調。ステージ2の1型糖尿病を対象疾患とする抗体医薬品teplizumabが日本でフェーズ2段階にあるとし、引き続き日本で開発を進めると述べた。