厚労省・研究会 化学物質過敏症で診断基準策定へ
公開日時 2004/03/01 23:00
厚生労働省の「室内空気質健康影響研究会」(座長・宮本昭正日本アレルギー
協会理事長)は3月1日までに、MCS(Multiple Chemical Sensivility=多種
化学物質過敏状態)の診断基準を暫定的に策定することなどを内容とした報告
書をまとめた。今後、さらに、MCSの病態解明や治療法、予防法確立のための
研究推進も必要としている。
MCSは、微量化学物質に反応し、非アレルギー性の過敏状態の発現で精神・身
体症状を示す。病態や発症機序には未解明な部分が多い。日本では一般に「化
学物質過敏症」と呼ばれる。