厚労省 人工呼吸器で患者やけど
公開日時 2004/03/16 23:00
加温加湿器(吸気表面通過型)を併用した人工呼吸器で、患者がマスク装着部
位周囲にやけどを負ったとの報告があり、厚生労働省は3月16日までに、「気
道内熱傷などの重篤な健康被害の可能性がある」として、加温加湿器や人工呼
吸器の製造業者、輸入業者に対し、添付文書の警告欄にこれらのリスクが記載
されているかの自主点検と、医療機関への注意喚起を指示した。
厚労省の検証では、加温加湿器に蒸留水を充てんする際に、専用の給水ポート
からでなく人工呼吸回路と接続したガスポートから給水すると、温度プローブ
が正常に温度感知できずに不具合が起きる恐れのあることが分かった。