厚労省 特定機能病院の承認要件見直しへ
公開日時 2004/04/05 23:00
厚生労働省は4月5日までに、特定機能病院の承認要件見直し案を公表した。
現在は努力義務の「高度医療の提供、高度の医療技術の開発、評価」について
義務化、その要件に論文発表実績年間100件以上の条件を設ける。また、「高
度の医療に関する研修」で、免許取得後2年以降の医師らを対象とした臨床研
修の対象研修医は、年間30人以上とする。一方、病床を現行の500床以上から
400床以上に緩和する。
03年3月閣議決定した規制改革推進3ヵ年計画に沿って病床数の基準を緩和す
るとともに、特定機能病院本来の趣旨に沿った高度医療に関する要件明確化が
目的。現在承認を受けている特定機能病院は、新基準の施行後おおむね3年を
めどに新基準に適合するよう指導を行う。厚労省は同案に対する一般からの意
見を募集する。意見の提出方法など詳細は専用サイト
(http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495030127)
へ。締め切りは4月13日。