日本医師会は４月６日までに、「医師の職業倫理指針」をまとめ、ウェブ上で
公開した。「製薬会社の医薬情報担当者や医療機器会社の営業員」との関係に
ついて、「新しい学問的知見や診療に役立つ有用な情報が得られることも多く、
良好な協力関係を作ることが望ましい」とした上で、「購入の採否や使用につ
いては、業者との個人的利益関係を優先させてはならない」「代金の支払いに
関する不適正な対応は医師の信用をおとしめる行為であり避けるべき」とした。

そのほか指針は、「医師の責務」として、病名や病状についての患者、家族へ
の説明、輸血拒否への対応、かかりつけ医のあり方といった項目を掲げている。
日医のホームページ
（http://www.med.or.jp/）からダウンロードできる。