アストラゼネカ日本法人社長 日本市場での05年売上高10位以内視野に
公開日時 2004/04/07 23:00
アストラゼネカのマーチン・ライト日本法人社長ら首脳は4月7日、大阪市内
で記者会見し日本市場で05年に売上高10位以内を目指す目標に向かい順調に推
移していることを強調した。
今年国内上市が見込まれる高脂血症治療薬ロスバスタチン(クレストール)に
ついては「競合の厳しさは理解しているが、パートナーである塩野義製薬の力
も加われば、売上目標は達成可能」と予測。グローバル市場でもスタチン系製
剤の20%シェア獲得が望めるとした。
オメプラールに続くPPIのネキシウムに関しては、日本では開発しないことを
表明。国内でのPPIの立ち上がりが遅いことから新たな作用機序のAZD0865を開
発する方針を決めたという。
同社の全売上高に占める日本市場シェアは約6%(03年)。ただ、国内の成長
率は前年比15.6%を記録、「2010年には全世界でのシェアと同レベルに達する
だろう」と述べた。