感染研・週報 風しん5年で最高値
公開日時 2004/04/11 23:00
国立感染症研究所が4月9日にまとめた感染症週報第13週(3月22~28日)に
よると、風しんの定点当たり報告数が0.06で、前週(0.05)から微増した。報
告が法的に整備された99年4月の感染症法施行以降、最高値。都道府県別では、
群馬(0.56)、鹿児島(0.48)、大分(0.42)などでの報告が多い。
94年10月の予防接種法改正で、風しんの予防接種対象者が「13歳から15歳まで
の年齢の者」から「生後12ヶ月から90ヵ月(7歳6ヵ月)までの者」に引き下げ
られたが、はざまとなった当時91ヵ月(7歳7ヵ月)以上13歳未満者に対する
経過措置は03年9月に終了。同研究所は、「当時の経過措置の対象年齢層を中
心に、免疫のない人たちへの任意接種の普及啓発が大切」としている。