MR教育センターは４月26日、アンケート調査報告書である「MR活動に関する医
療関係者の意識調査」を公表した。病院勤務医師、診療所医師、病院勤務薬剤
師を対象として、5000人にアンケートを送付。1211人（24.2％）から回答を得
た。MR認定制度の認知率は高く、医師の約75％、薬剤師の94％が認知している。
認定制度の導入で「資質が向上した」と回答したのは医師27％、薬剤師37％と
半数を切った。

医薬品情報の主な入手ルートは、MRが最も多く医師87％、薬剤師90％。インタ
ーネットは医師28.1％、薬剤師71.8％と医師の利用はまだ低い。医師、薬剤師
がMRに期待する情報は、「使用している医薬品の品質・有効性・安全性に関す
る最新情報」が最多で85％、次いで「関心ある医薬品のEBMに基づいた新しい
知見」が63％、「医薬品の安全性に関する最新情報」も63％、「類似品を含む
医薬品についての信頼できる比較情報」が61％、「薬剤相互作用など『使用上
の注意』に関する情報」が50％――となっている。