BMS プラバコールは米国市場で横ばい
公開日時 2004/05/05 23:00
米ブリストル・マイヤーズスクイブが4月28日発表した04年1―3月期決算に
よると、売上高は前年同期比10%増の51億8100万ドル、純利益は22%増の9億
6400万ドル。03年に同社製品中、最も売上が大きかったプラバコール(プラバ
スタチン、高脂血症)は9%増の6億7100万ドル。3月に米国心臓病学会で公
表された、リピトールが通常治療群よりも心血管系疾患の発症率を下げるかど
うかを調べたALLIANCE試験の結果を受け、プラバコールへの影響が注目された
が、「米国市場でのシェア減少はあまり大きくない」としている。米国でのプ
ラバコールの売上は横ばいの3億4300万ドル(前年同期は3億4200万ドル)。
サノフィ・サンテラボとの提携により上市したプラビックス(血小板凝集阻害
剤)は71%増の6億9700万ドル、アバプロ(イルベサルタン、高血圧)が13%
増の1億9700万ドル。大塚製薬がFDAから承認を取得し共同販売しているアビ
リファイ(統合失調症)は200%以上増加し1億1500万ドル。
米国で2月下旬に上市した結腸直腸がん治療薬エルビタックスは1700万ドル、
03年7月に米国で上市したHIVプロテアーゼ阻害剤レイアタッツは7500万ドル
と順調なスタートを切った。