健保連 下村被告の後任に対馬氏
公開日時 2004/05/10 23:00
健康保険組合連合会は5月10日、臨時総会を開き、役員改選を行った。中医協
を巡る汚職事件で逮捕、起訴された元専務理事、下村健被告(4月20日付で解
任)の後任には、対馬忠明前常務理事が就いた。副会長は「筆頭」の下村氏を
含めた5人体制から、後任を置かず4人体制とした。総会後の記者会見で、自
らも再選され4期目となった千葉一男会長は、「不祥事で本部は大きな痛手を
受けた。新たな体制で、信頼回復に向け万全を期す」と述べた。
そのほかの新役員は、常務理事11人のうち1人が新任。学識経験理事は、6人
のうち2人が新任。任期はいずれも2年。下村氏が務めた政府の審議会などの
委員は、「(先方からの)要請があれば、委員を出す」(千葉会長)という。