厚労省 インフルエンザワクチン18万本未使用
公開日時 2004/05/16 23:00
厚生労働省は5月13日、03~04年のシーズン中に、使用されず残ったインフル
エンザワクチンが18万2313本に上ることを明らかにした。このうち、出荷され
なかった分を除く13万7447本は、いったん医療機関などに納入されながら返品
された。SARSの流行懸念などからワクチンは昨年秋ごろから、医療現場でワク
チン不足が指摘された。厚労省は都道府県を通じ、ワクチンを抱え込まず融通
しあうよう要請したが、結局、納入した1480万8784本の0.9%が返品に回った。
厚労省は、ワクチンの注文や販売が適切に行われるよう、医療機関や卸売業者
に理解を求める方針。