BI スピリーバが慢性閉塞性肺疾患の急性増悪を有意に減少
公開日時 2004/05/25 23:00
独ベーリンガーインゲルハイムは5月24日、COPD(慢性閉塞性肺疾患)治療薬
スピリーバがCOPDの急性増悪の発現、急性増悪に伴う入院加療を有意に減少さ
せた研究結果が米国胸部学会第100回国際会議で報告されたと発表した。COPD
患者を対象に急性増悪を主要項目として大規模に実施された唯一の試験で、18
29人の患者に他の気管支拡張薬や吸入ステロイド薬を含めた通常治療への追加
として、スピリーバまたはプラセボが投与された。
スピリーバは02年6月に世界で初めて発売され、米国で今年2月に承認を取得
するなど、現在世界40ヵ国以上で発売されいる。日本では承認申請中。米国を
含め全世界でBIとファイザーがコ・プロモーションを行っている。BIの03年の
スピリーバの売上は512.8%増の2億3900万ユーロ。