杏林 アラガンから緑内障治療点眼薬導入、千寿に開発・販売権供与
公開日時 2004/05/27 23:00
杏林製薬は5月27日、米アラガンが創製した緑内障治療点眼薬アルファガン/
同Pの日本での独占的開発・販売契約を締結したと発表した。杏林は自社創製
したガチフロキサシン点眼液を00年8月にアラガンに導出した際、クロスライ
センスとして導入品の権利を獲得していた。杏林は、眼科領域が重点領域外と
なることから、同領域製品で包括的な提携を行っている千寿製薬にアルファガ
ン/同Pの開発、販売権を供与する。今後フェーズ1を開始する。
アルファガン/同Pの03年世界売上は緑内障治療点眼薬領域で1位のキサラタ
ン(ファイザー)、2位のコソプト(メルク)に続く3位で、アラガンの売上
は約300億円だった。