中医協・総会 新薬算定で汎用規格が引き上げ
公開日時 2004/06/09 23:00
中医協の星野進保会長は6月9日の総会で、会合を開けなかった4月に委員持
ち回りで了承した、三共のアンジオテンシンII受容体拮抗型降圧剤「オルメテ
ック錠10mg」(97.00円)、「20mg」(189.10円)に関し、外国平均価格調整
ルールで汎用規格に高い薬価がつくことに対する疑義があったことを明らかに
した。
同剤は、「10mg」が同ルールにより引き上げの対象になり、汎用規格である
「20mg」も一緒に引き上げられた。診療側委員の櫻井秀也日本医師会副会長が、
「汎用規格を高く売るために小さい規格を作るということになりかねない」と
指摘、こうした算定ルール見直しを訴えた。