ノバルティス フェマーラ、閉経後早期乳がん患者の生存率改善
公開日時 2004/06/09 23:00
ノバルティスファーマは6月9日、米国臨床腫瘍学会で、約5200人の閉経後早
期乳がん患者が登録されたフェーズ3「MA17試験」の結果、5年間のタモキシ
フェンによる標準術後補助療法後にレトロゾール(フェマーラ)を投与するこ
とで、遠隔部位での再発率がプラセボと比較して40%減少したことが報告され
たと発表した。リンパ節転移陽性患者の死亡率も39%減少した。
昨年10月にMA17試験の中間成績が発表されたことを受け、ノバルティスの03年
決算では、フェマーラの売上は30%増の2億2300万ドルを記録。日本では、中
外製薬と共同開発し、現在ノバルティスが申請中。中外と共同販売する。