ファイザー ノルバスク、優れた心筋梗塞・脳卒中発症抑制証明
公開日時 2004/06/16 23:00
ファイザーは6月16日、13日から開催中の第14回欧州高血圧学会で、ノバルテ
ィスのスポンサーにより実施されたVALUE試験の結果、Ca拮抗薬ノルバスク(
一般名:アムロジピン)が、ARBディオバン(バルサルタン)よりも、早期に
より確実に血圧をコントロールし、心筋梗塞と脳卒中発症に優れた抑制効果が
報告されたと発表した。
VALUE試験は、1万5245人のハイリスク高血圧患者を対象に「血圧コントロー
ルが同程度であれば、バルサルタンはノルバスクよりも心イベントを予防する
効果がより優れている」という仮説を証明するために、ノバルティスのスポン
サーにより実施されたが、仮説は証明されず、逆にノルバスクの方が心筋梗塞
の発症抑制効果が有意に優れることが報告されたという。また、日本人に多い
脳卒中の発症抑制効果に関しても優れる傾向があったとしている。