アストラゼネカ 新社長に加藤益弘氏が内定
公開日時 2004/06/22 23:00
アストラゼネカは6月22日記者会見し、マーティン・ライト社長が今年限りで
退任し、後任に加藤益弘副社長(研究開発本部長)が昇格する内定人事を発表
した。同社初の日本人社長となる加藤氏は、「国内ベスト10の達成は自社製品
で可能。M&Aは具体的には考えていない」など、今後の経営方針の一端を語っ
た。
ライト社長は会見で、05年に国内製薬企業ベスト10入りの目標に向け「今年5
月単月では11位に上昇した」と好調さをアピール。現在の国内市場シェア2.3%
を、中期的に世界市場並みの4.1%に近づけたい考えを示した。04年の優先事
項には、ロスバスタチン(クレストール)の上市成功と、オンコロジー領域ト
ップの維持をあげた。