社保審・部会 医療費適正化で後期高齢者に焦点
公開日時 2004/06/23 23:00
厚生労働省の社会保障審議会医療保険部会は6月23日、昨年夏以降、8回目の
会合を開き、新たな高齢者医療制度について意見交換を続行した。医療費適正
化に向け、とりわけ後期高齢者の状態にふさわしい医療サービスについて議論。
医療保険と介護保険の役割分担や連携のあり方について、さらに検討を深める
ことにした。また、後期高齢者の医療費適正化や介護予防につなげることを念
頭に、前期高齢者に対する生活習慣病対策など、保険者による保健事業を強化
する方向性を定めた。
今クールの意見交換はこれでひとまず終了し、第9回目となる7月の次回会合
では、審議の経過を踏まえ論点整理メモをまとめる。秋口以降、2巡目の議論
を開始する。