大洋薬品 受託事業さらに拡充へ
公開日時 2004/06/28 23:00
大洋薬品工業は6月25日、岐阜県高山市でアウトソーシング研究会を開き、受
託事業の現状と今後の方針を説明した。同社は現在、注射・経口・外用あわせ
て50社160品目の受託実績をもつが、「最終包装ラインを増強し、資材・包装
使用の標準化を提案し、委託企業にコストメリットを出していきたい」(稲垣
圭一受託事業部次長)と強調。剤形別ではプレフィツドシリンジなど無菌製剤
に特化したい考えも示した。
また、製造空間と製造技術を提供する「ユニット式工場」の建設にも取りかか
っており、委託企業が機器を持ち込んで活用するなど「多様化する委受託に柔
軟に対応する」方針だ。同工場は1ユニット400平方メートルで16区画あり、
受託案件に応じて使用スペースを決めていく。すでに2~3社から照会がある
という。同日は製薬企業各社を招いての工場見学会も実施した。