藤沢薬品 セントコアとの共同開発契約解消
公開日時 2004/07/04 23:00
藤沢薬品工業は7月2日、日本セントコアと国内で共同開発してきたヒト・マ
ウスキメラ型モノクロナール抗体製剤アブシキシマブについて、今後開発に参
画しないことで合意したと発表した。96年に米国セントコアから共同開発権と
独占的販売権を取得、ハイリスクPTCA施行患者での急性心虚血性合併症の抑制
を対象に後期フェーズ2(P2b)の段階だった。藤沢は「P2bデータの検討を重
ねてきた。企業環境の変化、事業戦略性の転換が理由」と話している。
日本セントコアは開発を続ける意向という。米国、欧州では95年からレオプロ
の商品名で発売されている。