感染研 CRS報告すでに5件
公開日時 2004/07/04 23:00
妊娠前半期の風しん感染で出生児に難聴や白内障、緑内障、心疾患を引き起こ
す先天性風しん症候群(CRS)が、今年になって全国で5件報告されたことが、
国立感染症研究所の感染症週報・第25週で分かった。00年以降、報告は毎年1
件のみだった。厚生労働省はこのほど、「風しん流行にともなう母子感染の予
防対策構築に関する研究班」設置し対策に乗り出した。
25週までに報告があった5件のうち3件が東京、2件が岡山。母が予防接種を
受けていないケースが2件、不明が2件。1件は予防接種を受けていた。