感染研・週報 流行の咽頭結膜熱「3型」アデノウイルス目立つ
公開日時 2004/07/27 23:00
国立感染症研究所が7月27日までにまとめた感染症週報第28週(7月5~11日)
によると、第25週に定点当たり0.83となり、過去10年間の全ての週を凌ぎ上昇
を続けていた咽頭結膜熱の患者報告数は、この週も最高値を更新し1.08になっ
た。都道府県別では、埼玉(2.25)、福井(2.00)、富山(1.79)、新潟(1.
78)などでの報告が多い。
咽頭結膜熱患者の咽頭ぬぐい液などから分離されたアデノウイルス119件(7
月16日まで)についてみると、年初から3型(Ad3)の報告が目立ち、兵庫(2
2件)、広島(11件)など20都道府県から78件の報告があった。その他の分離
報告は、Ad2が21件、Ad5が7件、Ad4が3件、Ad6が2件。