中医協・分科会 薬剤情報提供など調査実施へ
公開日時 2004/07/29 23:00
中医協の診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(分科会長・吉田英機昭
和大学医学部教授)は7月29日、全国の医療機関や患者を対象に、薬剤の情報
提供、院内製剤、リハビリテーション・消炎鎮痛処置、在宅療法、WAC(創傷、
ストーマ、失禁)看護技術――について実態調査を行うことを決めた。いずれ
も秋ごろから順次調査開始、05年早々から結果を分析し、06年の診療報酬改定
の資料とする。
このうち、薬剤の情報提供については、医療安全管理、院内感染防止、褥瘡や
疾病別の薬物療法指導に薬剤師がどの程度関わっているのかなどを、チーム医
療の観点から調査する。一方、院内製剤は、製剤化に要する手間や技術につい
て明らかにするため、使用目的(適応症)や剤形のほか、1回当たりの時間、
コストなどを調べる。