中医協・分科会 DPC導入による後発品転換など調査へ
公開日時 2004/08/04 23:00
中医協の診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会(分科会長・西岡清横浜赤十
字病院院長)は8月4日、今年度2回目の会合を開き、DPC導入の影響評価の
ための調査概要を決めた。このうち、医薬品に関する特別調査は、まず医療機
関を対象に、後発医薬品への転換や、抗がん剤のプロトコールと使用実績、医
療安全のために使用されている薬剤の状況を調べる。また、今年7~10月の退
院患者に対する調査に基づき、生物製剤や血漿分画製剤など高額医薬品の使用
実績も把握する。
そのほか、診断群分類の妥当性、再入院、医療材料、検査、画像診断、患者満
足度、看護の必要度といった調査についても、具体的な項目を決めた。これら
調査の概要は9月に開く中医協総会に報告。秋以降、DPC導入病院や調査協力
病院を対象に実施する。