薬食審医薬品第一部会 スピリーバ、ヘプセラなど承認を了承
公開日時 2004/08/22 23:00
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は8月19日、日本ベーリン
ガーインゲルハイムのCOPD治療薬スピリーバなど全審議品目の承認を了承した。
新有効成分含有医薬品はスピリーバのほか、グラクソ・スミスクラインのB型
慢性肝炎治療薬ヘプセラ、シェリング・プラウのC型肝炎治療薬ペグイントロ
ンで、順調に行けば9月中に予定される薬食審薬事分科会を経て正式承認され、
年内の薬価収載が見込まれる。
NBIのスピリーバは02年6月に世界で初めて発売され、発売国は40ヵ国以上。
最大市場の米国では今年2月に承認され5月から発売。全世界でベーリンガー
インゲルハイムとファイザーがコ・プロモーションを行うことになっており、
日本も同様。
GSKのヘプセラは、米ギリアド・サイエンスが創製し米国で発売しており、GSK
は日本などアジア地域と中南米で開発、販売に関する独占的権利を得ている。
同社のゼフィックスとの併用。承認条件が付いた。
シェリング・プラウのペグイントロンは、既に発売済の同社のイントロンAを
ポリエチレングリコールで化学修飾して血中薬物消失時間を延長し、イントロ
ンAが1日1回投与なのに対し週1回投与を可能にした。同社のレベトールと
の併用。承認条件が付いた。