ヤンセン 「売上高1000億円」に向け順調
公開日時 2004/09/07 23:00
ヤンセンファーマの関口康社長は、9月7日の記者会見で今期の業績について
説明、主力品を中心に前年比30%を超す成長で推移していると述べ、「(06年
の)売上目標1000億円(薬価ベース)達成が視野に入った」と見通した。新薬
開発パイプラインが豊富なことから、MR900~1000人体制の構築も引き続き進
める方針。
主力品3剤の領域内シェアは、抗精神病剤リスパダール25%、経口抗真菌剤イ
トリゾール32%、持続性がん疼痛治療剤デュロテップパッチ38%といずれもト
ップ。これらの好調に支えられ、キー・マイルストーンの「1000億円、業界ラ
ンク20位入り」(03年610億円)を順調にクリアできるとした。
研究開発は中枢神経、真菌症、鎮痛・麻薬、がんの4領域にフォーカス。当面
は抗アルツハイマー治療剤ガランタミンの早期上市に期待をかける。
この日の会見は、親会社であるジョンソン&ジョンソンが東京・西神田に本社
移転、関連会社を終結させたのを機に、米国本社からブライアン・D・パーキ
ンス副社長を呼んで、J&Jグループの事業展望を明らかにしたもの。