厚労省 カテーテルセット不具合で自主点検指示
公開日時 2004/10/13 23:00
人工透析で使う医療用具「ブラッドアクセス留置用カテーテルセット」でチュ
ーブ接合部に緩みの生じる不具合が分かり、厚生労働省は10月13日までに、製
造業者に対し自主点検や添付文書改訂を指示した。接合部に消毒用アルコール
などが付着した状態で使用すると、接続部の接着強度が低下し、患者の出血を
招くことがあるという。
厚労省によると、同セットを消毒エタノール(70%)に浸し37度の恒温槽で96
時間経過後、引っ張り試験を行ったところ、接着強度は29%まで低下した。