感染研・週報 細菌性髄膜炎が最高値
公開日時 2004/10/18 23:00
国立感染症研究所が10月18日まとめた感染症週報・第40週(9月27日~10月3
日)によると、細菌性髄膜炎の報告数が定点当たり0.04で、99年4月の感染症
法施行以来、最高値になった。都道府県別では、福井(0.50)、島根(0.38)
などでの報告が多い。細菌性髄膜炎は、脳と脊髄の周囲を流れる脳脊髄液の中
に細菌が入り込み炎症を起こす病気で、治療が遅れると生命にかかわるとされ
る。
また、ここ数年、毎年1例程度の報告があった先天性風しん症候群(CRS)は、
この週新たに鹿児島県から報告があり、今年に入って6例目になった。母親は
自身で風しんの予防接種を受けたと記憶しているという。6例の内訳は、東京
3例、岡山2例、鹿児島1例。今回を含め2例は予防接種を受け、2例が不明、
残る2例は受けていなかった。