三共 大型化期待の抗血小板薬CS-747、欧米でまもなくフェーズ3入り
公開日時 2004/10/26 23:00
三共は10月26日、米イーライリリーと共同開発中の抗血小板薬CS-747について、
まもなく欧米でフェーズ3を開始すると発表した。欧米でフェーズ2/3段階
のCS-505(動脈硬化性心血管疾患)とともに大型化を期待する開発品。CS-747、
CS-505ともFDAに06年中の申請を目指している。
CS-747のフェーズ3は欧米25ヵ国850施設で実施する。急性冠症候群(急性心
筋梗塞および不安定狭心症)を発症し、ステント留置を必要とした患者1万30
00人に対して、サノフィ・アベンティスのプラビックスを比較対照として、重
大な心血管イベント(死亡、心臓発作、脳卒中)が減少するかどうか有効性を
確認する。また、2次評価項目として臨床上重要な出血事象、狭心症の再発な
どを観察する。イーライリリーと共同開発、共同商業化の契約を結んでいる。