厚労省 タミフル1500万人分供給予定
公開日時 2004/11/01 23:00
厚生労働省は10月29日付通知で、今シーズンの抗インフルエンザウイルス薬供
給予定量について、中外製薬のタミフル(一般名:リン酸オセルタミビル)を、
昨シーズン生産量(1230万人分)の1.2倍に当たる1500万人分と公表した。う
ち、小児用のドライシロップが520万人分。また、グラクソスミスクラインの
リレンザ(ザナミビル水和物)は、昨シーズン(8万人)の3.5倍の28万人分
を供給予定。
供給数量は、各メーカーから聞き取った。とくに、タミフルは過去10年で最大
規模の流行にも対応可能な量という。特定地域へ過剰に供給することなく地域
ごとの流行に適切に対応するため、都道府県人口比に応じた初回品揃え出荷と、
流行状況に対応した「2本立て」で出荷調整を図る。
一方、インフルエンザウイルス抗原検出キット(迅速タイプ)は、昨シーズン
生産量(1553万人分)の16%増の、1802万人分の供給を予定している。