厚労省・専門委 一般薬副作用で危険度ランク付けへ
公開日時 2004/12/14 23:00
厚生労働省の「医薬品のリスクの程度の評価と情報提供の内容等に関する専門
委員会」(委員長=埜中征哉国立精神・神経センター武蔵病院名誉院長)は12
月14日、4回目の会合を開き、一般用医薬品の副作用リスクについて、品目ご
とに危険度をランク付けする方針を決めた。リスクの程度は、副作用症例を多
く経験している医療関係者の意見を聴き評価する。ランク付けされたリスクの
情報提供は、(1)薬剤師による対面販売の必要度で分類(2)外箱に危険度
を表示――などの方法を検討する。
また、85製品群に含有する全ての成分について医療用医薬品の添付文書をもと
に進めているリスク分類作業に関し、これまで「重要なファクター」と位置付
けている、相互作用(とくに併用禁忌)、重篤な副作用のおそれ、患者背景
(とくに適応禁忌)――の3項目に加え、外用薬の場合には「誤使用の恐れ」
の項目も重要ファクターとして作業を進めることなどを決めた。